公教育について考えるブログ

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教師の働き方

フィンランドでのスクールインターンが始まって2週間が経ちました。

 

 

私がここへ来た目的の一つは、教師の働き方を知ることです。教員一人一人のレベルの高さはもちろん重要だと思いますが、教員が力を出しやすい環境がなければ、学校現場はいつまでも良くならないと私は思っています。日本で教員をしていた時にそれを強く感じました。

 

フィンランドの教員は、一週間に受け持つ授業数が決まっており、それ以外の時間帯は必ずしも学校で仕事をする必要はありません。教科や先生にもよりますが、一週間に受け持つ授業数は18〜24コマです。45分間の授業を一日に大体4〜5コマ担当することになります。土曜日は休みです。

 

授業が始まるのが8時10分。終わる時間は日によって違いますが12〜15時。ほとんどの日は14時に終わります。授業が終わると、多くの先生はすぐに帰宅します。

 

職員室は、会議室やカフェテリアのような空間になっていて、個人の机はありません。先生たちは、朝や昼に職員室でお茶を飲んだりお菓子を食べたりしながら、おしゃべりをしています。とても和やかな雰囲気。その間、教室に残って仕事をしている先生もいます。委員会、係、部活動などはないので、それに関する指導をする必要はありません。

 

もちろん、授業外の時間には、授業準備やテストの採点、宿題チェック、成績をつけることなどもしています。必要に応じて生徒や保護者と話し合いをすることもあります。日本のように長時間労働を強制されないことや、教科指導以外のことにたくさんの時間をかける必要はありませんが、勤務時間が短い理由はそれだけではないように感じます。教員に、ダラダラと時間をかけずに仕事をしようという意識がある、ということも影響していると思います。

 

フィンランドでは、生徒のために自分の時間を”長時間”割いて何かをしてあげることがいいことだとは捉えられていません。また、長時間学校に残って仕事をしている先生が「熱心で良い先生」だとは思われていません。仕事はもちろんしっかりやりますが、プライベートの時間も大切にしています。十分な休暇をとることや家族との時間を過ごすこと、旅行や趣味の時間をとることも、気持ちよく仕事をするには必要なことだと考えられています。


それと同時に、生徒のプライベートも大切にしています。例えば、生徒が家族で旅行に行くことを理由に一週間学校を休む、ということも珍しいことではありません。長期休暇に宿題を全く出さないことや(長期休暇でない時は宿題あります。)、平日は14時前後に下校することを考えると、学校以外での経験も生徒の生活の中で尊重されていることがよくわかります。

 

当たり前ですが、学校で毎日生徒と接し、教育をするのは先生です。その先生が、心も体も健康でいること、毎日楽しく働いていること。それこそ、良い教育には必要なことではないかなと思います。