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教師になった理由①

私が教師を志したのは、大学4年生の教育実習を終えた後でした。新卒で教師になった人で、こんなにも遅い決断をした人はあまりいないのではないかなと思います。

 

それまで漠然と教育という分野には興味があったものの、教師になろうという想いはなく、かといって別のことに興味があるわけでもなく、就職活動をしながら将来のことを考えていました。そして、そんなふわふわとした状態のまま、大学4年生の春に3週間の教育実習へ行くことになりました。

 

教師になるつもりはありませんでしたが、教師に代わって授業をするのであれば中途半端な気持ちでやってはいけないなという気持ちはなぜか強くあり、「本気でやろう」とだけ決めて教育実習に臨みました。私なりの「本気」の表し方が、「教育実習最後の日に担当クラスの生徒全員に手紙を渡す」ということでした。

 

実習先は母校の高校。担当したクラスの人数は36人でした。顔と名前を一致させるだけでは、もちろん手紙は書けません。実習初日に『生徒ノート』を作成し、そこに毎日生徒のことを書いていきました。

 

その日が終わって生徒ノートを記入すると、何も書けない生徒がいることに気づきます。「あれ…?今日この子と話したっけ?」となったり、何も書けない生徒がいたら、次の日はその生徒と話をしようと決めて実習を進めていきました。そうして迎えた最終日、研究授業も重なったことで徹夜はしたものの、クラス全員に手紙を書いて渡すことができました。

 

36人。当たり前ですが、それぞれが違う性格でした。

 実習を終えて知ったのは、彼らは毎日たくさんのことを吸収していて、ものすごいスピードで成長している、ということでした。そして、(上手く表現できませんが…)一人残らず全員がキラキラと輝いている存在でした。

 

「絶対に教師にはならない」と決めていたはずが、そんな彼らを見て、教師という職業に惹かれていきました。